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歴史文化ライン 東尋坊/雄島/松島観音

坂井あわらエリアの海岸線では、見事な柱状節理が織りなす絶景を見ることができます。最も有名なのが東尋坊ですが、その風景はさらに続き、雄島や越前松島でも見られます。いつしかこの絶景は、海に暮らす人々の信仰心をかきたて、独自の宗教文化を作り出しました。

東尋坊

東尋坊

断崖に日本海の荒波が打ち寄せる景色で知られる国指定名勝東尋坊。約1キロメートルにわたり雄壮な岩壁(輝石安山岩の柱状節理)が広がり、世界的にも極めて珍しい風景を作り出しています。初夏のまばゆいばかりに広がる青い空と日本海、秋の頃の日本海に太陽が沈み行く夕景、雪が舞う頃の荒々しい波と吹きつける寒風。どれも東尋坊と日本海の大自然が見せてくれる、四季折々の素晴らしい風景です。また、東尋坊周辺から雄島近くまで続く荒磯遊歩道は、三国ゆかりの文人たちの碑が数多く点在する文学の小道となっています。

雄島

雄島

東尋坊と隣接する雄島は、伝説と神秘に満ちた島です。約1200万年前に噴出した輝石安山岩からなるこの岩石島は、昔から神の島と崇められてきました。224mの朱塗りの橋を渡り78段の石段を上がると、ヤブニッケイやタブの樹木の中から伝説と神秘に満ちた雰囲気に出会えます。県指定の重要文化財でもある大湊神社、柱状節理の造形美、真水が湧き出る瓜割の水、方位磁石を狂わせる磁石岩。周囲2㎞、海を守護する神領雄島は、散策道も整備されています。

越前松島

越前松島

小島が織り成す美しい風景が、陸前(宮城)の松島に似ていることから「越前松島」と名づけられた景勝地。東尋坊と同じ柱状節理の岩岩が作り出す景観ですが、扇岩・材木岩など一風変わった自然の造形美と出会えます。越前松島の景観は信仰の対象にもなり、「聖り穴」には丸岡藩主本多飛騨守が寄進した観音堂が建立され、漁業や廻船関係者から崇敬されてきました。越前松島の洞窟には多くの土器や貝殻、人骨などが発見され縄文時代から弥生時代にかけての横穴住居跡とも伝えられます。

歴史文化ライン 東尋坊/雄島/松島観音